伊集院キリスト教会について



 

 

日本バプテスト伊集院キリスト教会

 

 

 伊集院キリスト教会は、1930年西南学院大学神学部を卒業したばかりの麦野七右衛門(福岡県出身)によって開拓伝道が始められました。

 

 日置市伊集院は、1549年にフランシスコ・ザビエルが一宇治城内にて15代藩主島津貴久に謁見し、鹿児島における布教許可を求めたことがあり、日本のキリスト教の発祥の地とも言える場所です。

 

 しかし、開拓が始められた1930年当時、キリスト教は「耶蘇教」とののしられ、人々の理解を得ることは容易ではありませんでした。そのような状況の中七右衛門牧師は、街角にて福音を説く、いわゆる路傍伝道によって伝道活動を開始します。一年後には初めての信徒も与えられ、教会の働きは前進していきます。また、1934年には地域伝道と貢献のため幼稚園を開設します。以来、90年にわたって、キリストの福音を宣べ伝え続けてきました。

 

  伊集院教会のスローガンは、「さつまにキリストの光を」です。薩摩半島で言えば中央部に当たる伊集院を拠点に、南薩摩(枕崎、川辺、加世田)や北薩摩(川内、宮之城)などにて、伝道を展開していきました。その中で、1947年には枕崎伝道所を、1961年には川内伝道所(1988年教会組織)を開設し、さつま伝道は広がりを見せています。

 

 1973年には、2代目の牧師として麦野賦を招聘し、自動車を用いた伝道圏の拡大と、組織の充実が図られました。

 

 2003年には、光が丘チャペルが完成し、150名礼拝が可能な状況が整いました。チャペルは毎週の礼拝の他に、幼稚園の礼拝、保護者会などの園行事、またコンサートや講演会など、地域に向けた活動にも用いられています。また日本バプテスト連盟の南九州地方連合においては、連合の大会などの会場として用いられています。

 

 2008年4月から2019年3月まで、麦野達一牧師が牧会し、礼拝の充実と伝道の前進に教会員一同取り組みました。

 

 2021年4月からは、馬渡健太郎牧師が就任され、馬渡牧師・麦野賦協力牧師・教会員が、協働して教会活動をおこなっています。

 

 これまでに伊集院教会は、14名の直接献身者を送り出しています。これからも送り出す教会として、主の使命に歩んでいきたいと祈り願っています。

 

*伊集院キリスト教会にてバプテスマを受けた 直接献身者

 (牧師、伝道師、主事など)

 

 石堂 栄氏鹿児島・金沢・白石(現:平岡ジョイフルチャペル)・

                      神戸西・あゆみの家(福島)〕

 今給黎 真弓氏(豊中)

 今村 幸文氏(福井・堺・シオン山・高松常盤町・早良)

 踊 俊雄氏(今治・東大阪・神戸西)

 踊 哲郎氏(佐賀霊水・府中)

 齋藤 智惠子氏(伊集院・防府)

 瀬戸口 武氏(鹿屋キリスト教会)

 原田 達夫氏(高松・東八幡・南名古屋・川内)

 町頭 良行氏(日本基督教団)

 馬渡 健太郎氏(枕崎・伊集院)

 蓑輪 忠昭氏(恵泉)

 麦野 達一氏(相模中央・伊集院・福岡西部)

 麦野 賦氏(伊集院)

 山下 俊郎氏(児湯)

 

 伊集院教会は、日本バプテスト連盟に加盟しています。日本バプテスト連盟は、現在日本全国に約330の教会と伝道所がある伝道体です。バプテストは各個教会主義を大切にし、サイズの大小はあっても、それぞれの教会は、自立した存在として認め合います。そのため、日本バプテスト連盟には従属するのではなく、自らの意思で加盟しています。

 

 伊集院教会は、1947年に連盟が結成された時の16の教会の中の一つです。〔16の教会 ⇨ 福岡教会、西南学院教会、目白ヶ丘教会、長崎教会、小倉教会、門司教会、東京第一教会、シオン山教会、八幡教会、大牟田教会、戸畑教会、広島教会、呉教会、下関教会、熊本教会、伊集院教会〕

 

 

○教会ご紹介パンフレット(2022年度版)